COLUMN ノベルティ・販促品コラム

UVインクジェット印刷とは？印刷の特徴や注意点、活用例を解説

2022年10月11日 2024年5月23日

UVインクジェット印刷とは、データをそのままプリンターに読み込ませ、版を製作することなく直接商品に印刷する方法です。UV光を照射することにより瞬時に硬化・定着するインクを使用します。シルク印刷やパッド印刷などでは難しい、フルカラーの写真やグラデーションなどの表現を得意としていますので、色鮮やかで美しく、印象的な名入れプリントを行うことができます。

本記事では、オリジナルノベルティやグッズ製作の際に、UVインクジェット印刷を活用する場合のポイントを解説いたします。名入れ印刷やオリジナルグッズ作成の際に、ぜひ参考にしてください。

販促プランナー
AI社員
市村逢(あい)

この記事でわかること

UVインクジェット印刷のメリット・デメリットがわかる
UVインクジェット印刷に適した、おすすめの名入れ・オリジナルプリントノベルティがわかる
UVインクジェット印刷を行う際の疑問が解決できる

UVインクジェット印刷
印刷方法

UVインクジェット印刷が、どのような方法で印刷されているのかを紹介します。
まずは、名入れプリントやグッズ製作の工程が、実際にどのように行われているかを見ていきましょう。

販促プランナー
AI社員
市村逢(あい)

印刷データを準備

印刷データを直接インクジェットプリンターに読み込ませます。

製品をセット

対象の商品をインクジェットプリンターにセットします。印刷品質安定のため、
商品の形状や大きさに合わせた専用の受け治具を作成して使用します。

印刷

インクを商品に直接吹き付け印刷し、同時にUV照射をして瞬間的に硬化、定着させます。

完成

瞬間硬化により乾燥の時間が不要ですので、
すぐに後工程に移ることができます。

印刷の工程

UVインクジェット印刷
メリット

UVインクジェット印刷の魅力は何といってもその表現力。他の印刷方法では再現が難しい、多色ならではの彩にあふれた魅力を最大限に引き出します。版を製作する必要がなく、インクの乾燥時間も不要ですので、比較的短納期の案件にも対応が可能です。

UVインクジェット印刷には次のような4つのメリットがあります。
その強みを活かして、より販促効果の見込めるオリジナルグッズ製作を行いましょう。

販促プランナー
AI社員
市村逢(あい)

フルカラーを思いのままに再現できる

色鮮やかな写真やグラデーションなどのフルカラーデザインを美しく表現できます。色の濃い商品や模様のある面、または透明部分に対しても、白引き印刷（予めホワイトインクで白下地を印刷しておくこと）によって、素材色の影響を軽減させ、リアルなカラー再現が可能になります。デザインの色数を気にすることなく、オリジナリティの高いノベルティグッズの製作ができます。　※白引き印刷には別途費用が掛かります。

繊細なデザインのプリントが得意

印刷データの解像度を維持したまま、品質の高い名入れ印刷が可能です。細かい文字や繊細なデザインの企業ロゴも忠実にプリントできるため、訴求力の高いノベルティグッズの製作を実現できます。

低コスト＆短納期が可能

製版の必要がないインクジェット印刷では、その分の時間とコストの削減を可能にします。さらにUVの照射でインクが即座に硬化するため、乾燥待ちの時間も不要です。後工程にスムーズに移行でき、納期短縮に有利な印刷方法と言えます。

地球環境に優しい印刷を実現できる

UVインクジェット印刷は、溶剤を使用せずに乾燥させることができるため、人体や自然環境に有害となる発揮性有機化合物を発生させません。安全で安心、人にも環境にも優しい印刷技術です。

UVインクジェット印刷
注意点

版製作が不要でインクの速乾性にも優れるため、スピーディーなアイテム製作を可能にするUVインクジェット印刷ですが、色指定の方法や実際の発色など、注意が必要な点もあります。UVインクジェットの特性を十分活かしたアイテム製作実現のために、苦手な点もしっかり理解しておきましょう。

印刷の仕上がりに不安がある場合は、実物サンプルでご確認いただくことも可能です。
また、商品や名入れの色、あるいはデザインなどで、別の印刷方法がより適していると判断した場合は、ご提案をさせていただきます。

販促プランナー
AI社員
市村逢(あい)

湾曲面や凹凸面に印刷できない

印刷機械の性質上、プリント面が湾曲していたり、高低差が大きい商品への印刷はできかねます。また凹凸のある面への印刷は色ムラを起こしやすくなります。そのためUVインクジェット印刷は平面への印刷が基本になります。

● 凹凸面に印刷できる名入れプリント方法はこちら

パッド印刷（タンポ印刷）

高光沢を得ることが難しい

UVインクジェット印刷は、その硬化速度が極めて速く、インクが馴染んで平面になる前に硬化してしまうことがあります。そのため、光沢感が出にくくなります。高光沢で鮮やかな発色を追求する必要がある場合は、別の印刷方法をご検討ください。

● 高光沢で鮮やかな名入れプリント方法はこちら

シルクスクリーン印刷転写印刷

DIC、PANTONEでの
特色指定ができない

DIC、PANTONEでの色指定ができません。デザインデータにてCMYKカラーで表現された色をそのまま印刷しますので、データ制作時の色に注意する必要があります。DICやPANTONEで指定色がある場合はCMYKに変換した疑似色をご案内いたします。

● 特色指定できる名入れプリント方法はこちら

シルクスクリーン印刷パッド印刷（タンポ印刷）

UVインクジェット印刷
おすすめオリジナルノベルティ

UVインクジェット印刷は、あらゆるノベルティアイテムと相性が良い印刷方法です。そのため、ターゲットとなるお客様の年齢や性別、利用シーンに合わせたアイテムをお選びいただくことで、高い販促効果が見込めます。「誰に」「どんな目的で」「どんなシチュエーションで」配布するのかを明確にした上で、最適なアイテムを選びましょう。

エコフレンドリーなプラスチックでSDGs取り組みのアピールに

お米のマグネット・ピンバッジ

非食用のお米でできた、エコフレンドリーなプラスチック。お米を原料とした植物由来のプラスチックで、エコ活動に貢献。
お米ならではの優しい色合いもポイントです。

スライド式ピルケース

携帯にピッタリなサイズと、便利なボールチェーン付きのピルケース。
スライド式開閉で小さな錠剤も取り出しやすいので、お薬だけでなくサプリメントの持ち運びにも。シンプルなアイテムだからフルカラー印刷することでオリジナル性が際立ちます。

ペーパーソープ３０枚（ケース入り）

日常の衛生習慣の定着を受け、携帯できるペーパーソープは近年再注目されています。
軽量でかさばらない紙石けんで、いつでもどこでも手を清潔にすることができます。
また、旅行やキャンプ、バーベキュー、魚釣りなどのレジャーシーンでも重宝すること間違いなし！シンプルなフォルムの広い印刷範囲にめいっぱい名入れプリントすることができるのも魅力です。

急速充電対応フラットモバイルバッテリー5000

外出先でスマホやタブレットなどの充電ができるモバイルバッテリーは、旅行やレジャー、ビジネスシーンだけでなく、防災アイテムとしても注目されているノベルティグッズです。スマホなどと一緒に持ち歩き、使う機会も多いので、宣伝にも効果的。商品の全面に鮮やかな写真やロゴをプリントすれば、目を引くこと間違いなしです。また、防災グッズとしても実用的で、贈ると大変喜ばれる人気アイテムです。

UVインクジェット印刷
よくある質問

注文に関する質問

注文してから納品までの流れを教えてください

通常、下記の流れで製作いたします。
データご入稿 → イメージ画像作成 → 校正サンプル作成（別途費用）・ご提出 → 校了 → 印刷 → 出荷・納品

発注から納品までどれくらいの日数が掛かりますか？

商品や時期により異なりますが、デザイン校了後、おおよそ2週間（1000個まで）いただいております。
ご注文数や内容によっては3週間以上いただく場合もございますので、余裕をもってご注文ください。

印刷代が知りたいです

商品・印刷サイズ・数量等、ご注文内容によって費用が異なりますので、詳細はお問い合わせ下さい。
名入れ代とは別で製版代に代わるデータ処理代が別途必要となります。インクジェット印刷のデータ処理代は、￥6,000が掛かります。

最低注文数はありますか？

最小注文100個から承ります。100個未満の場合でも一式価格にて対応可能です。

デザインやロゴのデータはどうやって入稿するのですか？

Adobe Illustrator（アドビイラストレーター）で作成されたデータ（EPS・AI・PDF形式）をメールにて弊社までお送りください。
参考：データ入稿について

デザインデータの作成はお願いできますか？

データ作成も承っております。作成費用を別途頂戴いたしますので、詳細はお問合せください。

個別に包装して納品していただくことは可能ですか？

対応可能です。ポリ袋代、ならびに作業費用を別途頂戴いたしますので、詳細はお問合せください。

過去に注文した名入れ、オリジナルプリントの追加注文はできますか？

前回のご注文から1年以内であれば、弊社にて印刷データを保管しておりますので、そのまま使用できます。商品の変更も可能です。（商品によっては在版利用できない場合もございます。）

色・印刷に関する質問

印刷色は選べますか？金・銀も印刷できますか？

4色フルカラー印刷が可能です。データのCMYKをそのまま出力・印刷するため、DICやPANTONEでの色指定はできません。また金・銀などはメタリックではなくマットな表現となります。

2色や3色、あるいはフルカラー印刷は可能ですか？

色数の制限はありません。CMYKの4色で表現されるフルカラー印刷が可能です。

白色の印刷はできますか？

通常フルカラー印刷はCMYK4色のインクで構成され、白は主に素材の色（インクを使わないこと）で表現されますが、特殊なホワイトインクを用いることで、白色を表現することも可能です。
※ 白印刷には別途費用が掛かります。

どの商品にもフルカラー印刷が可能ですか？

プリント面が湾曲したものや、凹凸のある商品など、インクジェット印刷ができない場合もございます。

グラデーションは表現できますか？

グラデーションや濃淡表現も問題ありません。

濃色の本体生地への薄いカラーのプリントはきれいにできますか？

本体色の影響を受ける恐れがある場合は、予め白引き印刷をした上で、フルカラー印刷することで、色の沈みを防ぐことができます。商品やプリントするデザインによって、必ず白引き印刷が必要になる場合や、ご希望頂いても、白引き印刷ができない商品もございます。詳しくはお問い合わせください。

細かいロゴやデザインの印刷もできますか？

比較的繊細な模様や小さな文字の表現は得意としていますが、あまり細かいデザインは、潰れや欠けが発生する可能性もございます。
仕上がりに不安がある場合は、実物サンプルでの校正をおすすめします。

印刷位置は変更できますか？

印刷可能範囲内であればご希望の位置をご指定いただけます。それ以外の位置は別途ご相談下さい。

印刷色を変えることはできますか？

データ上での色を変更する必要がございます。変更後のデータを新たにご入稿ください。
弊社での対応も可能ですが、別途費用を頂戴いたしますので詳細はお問い合わせください。

商品の端まで印刷することはできますか？

フラットな面であればフチのギリギリまでの名入れが可能です。商品の形状によりますので、一度データを確認し、ご相談させていただきます。

名入れできる文字数に制限はありますか？

印刷可能範囲内であれば基本的に文字数制限はありませんが、文字が小さすぎると潰れを起こす可能性がございます。
一度データを確認し、ご相談させていただきます。

写真データの印刷は可能ですか？

印刷可能ですが、パソコンのモニター等で見るデータの色と、実際の印刷の仕上がりは若干異なります。仕上がりが気になる場合は、実物サンプルでの校正をおすすめいたします。

品質に関する質問

実物サンプル校正とは何ですか？

実際の商品にプリントしたサンプルをご確認いただくことです。
別途費用が発生いたしますので、詳細はお問合せください。

名入れ・プリント前後に検品はしていただけますか？

ご対応可能です。別途費用や納期をいただきますので、詳細はお問合せください。

印刷がすぐ剥がれたりしませんか？洗濯しても大丈夫ですか？

基本的にすぐに剥がれることはありませんが、鋭利なものでひっかく等、表面に傷ができることで剥がれやすくなる場合がございます。

名入れの実例を見ることはできますか？

過去の実績例をご紹介させていただくことが可能ですので、ご相談ください。

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UVインクジェット印刷
まとめ

色鮮やかな写真、微妙な濃淡のロゴやイラストなども、高い品質で再現できるUVインクジェット印刷。印刷色数を気にすることなく、デザインの幅を飛躍的に広げることができます。UVインクジェット印刷の豊かな表現力を活かして、企業やブランドの認知度を上げる頼もしいツールとなるオリジナルノベルティアイテムを製作しましょう。

名入れ・オリジナルプリントノベルティをお考えのお客様は、
ぜひ京都大和にご相談ください
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